セイコーの人気ダイバーズウォッチ、ブラックモンスター・SKX779。
ステンレスブレスレット使用で愛用してきましたが、今回、セイコー純正ラバーストラップに交換してみました。
結論から言うと、「もっと早く変えてみればよかった」と思うほど快適でした。
今回は、その交換の様子と、実際に使ってみて感じた印象を紹介します。
SKX779・ブラックモンスターとは

SKX779は、2000年初期に登場したセイコーの自動巻ダイバーズウォッチです。
独特のベゼル形状と力強いデザインから「モンスター」の愛称で親しまれています。

同シリーズにはオレンジ文字盤の「オレンジモンスター・SKX781」もありますが、僕はやっぱりこのブラックの精悍さが気に入ってます。
すでに廃盤となっていますが、中古市場では状態の良い個体を探す人が後を絶ちません。
ブレスレットからラバーに変えた理由

これまで純正スレンレスブレスで使ってきましたが、ちょっとだけ気になるのが重さ。
SKX779は見た目通り、なかなかの重量級です。長時間つけていると、手首にずっしりと重さを感じます。
その点、ラバーベルトは軽快そうです。
それに見た目もなかなかかっこよしです。せっかくのモンスター、せっかくのダイバーズウォッチなので、ラバー仕様も試してみたいと思ったのがきっかけです。
今回使用した純正ラバーストラップ
今回取り付けたのは、シコー純正のダイバーズ用ラバーストラップ(ウレタン製)です。
しっかりした厚みがあり、SKX779のケーツとのバランスがとても良いです。
ラグ幅は20mm。セイコーボーイ、セイコータートルのラグ幅は22mmなのでモンスターも22mmかと思いきや、20mm。ここは要注意ですね。
硬さは硬すぎることなく、ほどよいしなやかさです。ボーイやタートルのときに使っていた22mmのものと比べると随分やわらかく感じました。
社外製ストラップも多く出回っていますが、純正はやはり「安心感」と「完成度」が違います。
交換作業
交換にはバネ棒外しを使用します。今回は、こちらのバネ棒外しを使用しました。
SKX779はバネ棒穴が貫通しているタイプのラグなので、バネ棒を外すのは簡単です。

この穴からバネ棒外しを押し込んであげるだけです。特に難しい作業はありません。
ブレスレットを外すと、時計本体は驚くほど軽く感じられます。

そしてラバーベルトを装着した状態がこちら。よりダイバーズウォッチらしい精悍な印象に。
ラバーストラップに交換した感じたこと
とにかく軽い

最初に感じたのは圧倒的な軽さ。
ブレス仕様では、どうしても腕にズシリときていた重みがなくなりました(その重みもまたよかったりするんですけどね…)
フィット感は向上

純正ブレスのフィット感もなかなかなんですが、ウレタンのラバーストラップはさらにしなやかです。

僕は同じラバーストラップのラグ幅22mmのものも使っているんですが、20mmのもののほうが、よりしなやかに感じます。
ダイバーズらしさが増した

ブレスレット仕様もカッコいいですが、ラバーストラップにかえると一気に「実用的な」ダイバーズウォッチらしい印象になります。
海辺やアウトドアシーンにも自然になじみそうな見た目になります。
純正ラバーストラップを選んで正解だった理由

SKX779のケース形状にぴったりフィットするのはやはり純正ならでは。
社外品では微妙にラグとの間に隙間ができたりすることがあるようですが、今回はまったく違和感なし。

取り付け制度の高さ、デザインの統一感に満足しています。
「これが本来のモンスターの姿なのかも」と思わせる完成度です。
まとめ:ラバーストラップ化でブラックモンスターが蘇る

純正ラバーストラップへの交換で、SKX779はまるで新しい時計のような軽快さを手に入れました。
ブレスレット仕様の無骨さも魅力ですが、日常使いではラバーストラップ仕様の軽快さが光ります。
シーンに合わせて、ラバーストラップ仕様とブレスレット仕様を使い分けていこうと思います。
長く愛用している方こそ、一度ラバー化してみる価値があると思います。


