X-T2と別れる決断の背景
X-T2を売却することにしました。思えば、X-T2とは購入から早8年、長い時間を一緒に過ごしてきました。まさに「相棒」だったわけですが、手放すことを考えています。
理由はいくつかありますが、それは本文の中で触れたいと思います。
手放すのはちょっと残念な気持ちもあります。X-T2は魅力的なカメラですからね。
そこで今日は最後に、X-T2の魅力とその限界について触れてみたいと思います。そして、X-T2を手放した後、僕がどうするつもりなのかについても、ちょっとだけ書いてみたいと思います。
X-T2の魅力と限界

それでは早速、X-T2の魅力について語ってみたいと思います。
僕が考えるX-T2の魅力は以下です。
- クラシッククロームの画質
- コンパクトで美しいルックス
- ダイヤル中心の操作性
クラシッククロームの画質
これまでずっとX-T2を使い続けてきた最大の理由はこれだと思います。
Fujifilmの素晴らしい画質
個人的には、特にクラシッククロームがお気に入りです。
家族のポートレートを撮るとき、旅行に行って記念のスナップ写真を撮るとき、友人のポートを撮るとき、様々な場面で雰囲気のある写真を吐き出してくれます。
あまりに雰囲気のある写真が一発で撮れるので、自分の腕があがったのかと勘違いするほどです。
RAWからの現像も不要で、これだったらJPG撮って出しで十分な雰囲気です。
僕の場合、フレーミングを調整するくらいで後処理は終了です。
コンパクトで美しいルックス

これも僕がX-T2を使い続けてきた理由の一つです。
X-T2はAPS-Cサイズなので、レンズ・ボディともにコンパクトに設計できます。
家族と外出する際にも、邪魔になりません。コンパクトなので飲食店などでさっと取り出しても威圧感が小さいです。ポートレート撮影のときも、カメラを向けられている感が低いのか、みな良い表情をむけてくれます。
そしてカメラ自体が、工業製品として抜群のデザイン・ルックスなので、なにしろ一緒に持ち出したくなります。
これって、写真を取る上でとっても重要なことで、一緒に持ち出したくなるカメラであることってカメラにとって一番大事な性能じゃないかなぁ、なんて思うくらいです。
ダイヤル中心の操作性

これもよく言われることですが、やっぱり素晴らしいです。
撮影に関する設定がダイヤルだと、パット見て、今どこにいるかすぐにわかるんですよね。
しぼり開放で撮影しようとしているのかとか、撮影モードはなにかとか。
それに、先程も書いたんですが、このダイヤル中心の操作もX-T2のデザイン性に一役買っていると思います。クラシカルな雰囲気にもなりますしね。
X-T2を手放してもよいと考えた理由

なんといってもX-H2の存在が大きいです。
僕がX-T2にこだわっていた理由の一つが、富士フイルムの画質・色、特にクラシッククロームなどの写真の質感です。
X-H2を買いましたことによって、X-T2を売却したとしても、富士フイルムの画質は手元に残ります。

X-T2のルックス・工業製品としての美しさには未練はありますが、同じ画質の写真を取るのに2台のカメラは、僕のようなホビーカメラマンには過剰です。
それに、X-T2を売却すれば新しいカメラの資金を確保できます。

どうせ2台持ちするなら、X-H2とは少し違った写真が撮れるカメラを所有してみようかなぁ…と考えたのもX-T2を手放すことに決めた理由の一つです。
たとえばニコンとかキャノンのカメラであれば、色味や雰囲気の面で違った写真が撮れるし、フルサイズのカメラを購入すれば違った空気感の写真が撮れそうです、なんてことを考えています。
まとめ
いかがでしたか。今日は、愛機X-T2を手放すことに決めた理由について、語ってみました。
手放すことを決めた理由を書いているのですが、これから中古でX-T2を購入しようと思っている方の参考にもなるかもしれません。
X-T2は、いまなおそれくらい魅力のあるカメラだと思います。
多くの方にX-T2の魅力が伝われば幸いです。