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【レビュー】SEIKO SKX007を中古で購入してみた感想 満足度抜群の名作ダイバーズ

目次

はじめに:中古で念願のSKX007を入手しました

セイコーのダイバーズウォッチの中でも「定番中の定番」として知られる「SKX007」。

すでに生産終了し、新品の供給はストップしています。

そこで、某フリマサイトにて中古品を購入してみました。程度は、「目立った傷やごよれなし」というもので、写真でみるかぎりなかなかきれいそうです。

というわけで今回は、購入した中古のSKX007・通称ブラックボーイを実際に手にしてみた感じた魅力・注意点を、一般ユーザーの目線でレビューしていきます。

SKX007とは?世界中で愛された実用ダイバーズ

SKX007は、セイコーが1990年代後半から製造していた自動巻ダイバーズウォッチです。「ISO規格200m防水」の性能を備えた本格派ダイバーズです。

なかでも今回私が入手したのは、「SKX007k1」、いわゆる海外モデルです。

日本国内モデル「SKX007j1」と並行して販売されていたもので、「k1」というのが主に海外市場向けに製造されたバージョンにつけられる型番のようです。

購入した中古個体について

今回購入したのは、こちらの1本です。

保証書や箱の付属はなしで、本体のみの出品でした。

文字盤したの表記が「MADE IN JAPAN」となっていないことから、今回のモデルは「SKX007k1」であると判断しました。

写真を見る限り外観の状態がよく、ベゼル・風防・裏蓋とも傷やスレ等は最小限である様子がうかがえたのが購入のきっかけです。

価格は、…、そこそこの価格帯でした。今回はあえて伏せさせていただこうと思います。たぶん、現在の市場相場からして相応な感じだと思います。

実物を手にした印象

届いた瞬間に感じたのは、色違いモデルであるSKX009と比べてもより無骨で存在感があるということです。どちらも42mmケースに厚みのあるベゼル、大きめのリューズガードなんですが、全体の印象は今回のブラックボーイのほうがより無骨と感じました。

というのも、今回のブラックボーイのほうがおそらくより年式の古い個体のようです。色抜けが進んでいて、ベゼルは光の加減によってはグレーやネイビーのようにも見えますし、Diver’s 200mの文字も赤というよりオレンジ色をしています。

そのせいもあってか、印象はやはり無骨。

一方、装着感は、あいかわらず快適です。

ケースは丸みを帯びていて、手首に自然になじみます。私の手首(16cm)でも大きすぎることはないと感じさせる印象です。

7S26ムーブメント

SKX007に搭載されているのは、セイコーの自社製自動巻ムーブメント「Cal.7s26」です。21石、21,600振動/時で、パワーリザーブは40時間とされています。

現代のスペックから見ると、

・手巻き機能なし

・秒針停止機能(ハック機能)なし

という割り切り仕様ですが、これがSKX007の魅力でもあります。

耳元に近づけると「チチチチ」という音が聞こえます。振ると自動巻のローターの振動が感じられます。まさにこれが「機械」が動いている手応えですね。

時計を使うというよりも、時計と付き合う感覚。

そんなアナログな魅力を感じる時計がSKX007だと思います。

SKX007が今も愛される理由

  1. 完成されたデザイン:30年たったいまでも古さを感じさせません
  2. 信頼性の高いムーブメント:シンプルゆえに壊れにくいです
  3. 豊富なカスタムパーツ(MOD):ベゼルや針、文字盤を自分好みにMODできます
  4. 歴史を感じさせる1本:セイコーのダイバーズウォッチの系譜を象徴する存在

特に7S26は後継の4R・6R系ムーブメントの礎になった存在で、セイコーの自動巻のDNAをそのまま感じられる点も魅力です。

まとめ

中古で手にいれたSKX007は、最新のダイバーズにはない良さを持った1本でした。

CAL.7S26が刻むリズム、無骨で力強いルックス、そして信頼のセイコークオリティ。

廃盤になっても愛され続ける理由が、いまはっきりとわかります。

これからも日常の中で少しずつ味を出していく過程を楽しみたいとお思います。

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この記事を書いた人

このブログの管理人。フリーで働くお父さん。ロードバイク、Apple製品、カメラが好き。動画よりも文章を読むのが好き、書くのが好き。買い物好き。食べるの大好き。フルタイム酔っ払い。

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